胡蝶蘭の配送方法・自分で宅配会社をつかって発送する
開店祝いや開業祝い、結婚祝いなど様々な場面で贈られる胡蝶蘭ですが、配送するにはどのようにしたら良いのでしょうか?胡蝶蘭の配送方法や配送料、そして無料で送る方法を紹介していきます。
胡蝶蘭を街のお花屋さんで配送してもらう場合
胡蝶蘭を街のお花屋さんで購入した場合は、そのままお花屋さんに送ってもらうのがベストです。なぜなら、胡蝶蘭は生もの。できるだけ早く、買ったその場で送ってもらえば一番綺麗な状態で相手に届けることができるからです。
まず胡蝶蘭向けの配送サービスがあるかどうかを確認しよう
花キューピットなど、チェーン店のお花屋さんですと基本的に胡蝶蘭用の配送サービスが準備されています。配送についても店舗側が慣れていますので、立て札の準備や配送方法、料金の支払いなどスムーズに進めてくれるでしょう。
しかし、小さく営業している街のお花屋さんですと、手渡しが基本となっており、配送サービスを行っていないこともあります。また、どうにかお願いして配送してもらうにしても、胡蝶蘭は傷つきやすい花なので不安が残りますし、送る際の立て札などの手配ができない場合が多いです。
胡蝶蘭をお花屋さんから配送したいと考えている場合は、まず普段から配送サービスを行っているかどうかを店員さんに確認した上で購入するようにしましょう。
配送地域によって料金が変わることが多いので注意
お花屋さんで胡蝶蘭を送る際の値段はお店によってまちまちです。
2万円以上の高級な胡蝶蘭を購入した場合、無料配送してくれるお花屋さんも少なくありません。
送料がかかる場合、配送業者への依頼料が料金になるため、だいたい2,000円程度になると予想しておきましょう。
ただし、無料であっても有料であっても遠く(沖縄を含む離島など)へ送る際には別途追加料金がかかることがあります。この追加料金は大きさによっても変動するもので、胡蝶蘭くらいのサイズになるとプラス3,000円になることも。
これはお花屋さん側の問題ではなく、配送会社の都合なので通販で送っても同じ問題が出てくるため仕方ないことなのですが、値段はかなり変動するので事前に確認するようにしましょう。
午前12時までなら即日配送を行っている店も
花キューピットなど、配送に力を入れているチェーン店のお花屋さんの場合、午前中に購入し、配送手続きを取るのがおすすめ。なぜなら、午前12時までならその日中に出荷してくれる「即日配送サービス」を行っている場合もあるからです。
急いで送りたい、明日には届けたいといった場合にはとても便利なサービスです。
胡蝶蘭を自分で配送する場合
お花屋さんで胡蝶蘭を購入して持って帰ってきた、もしくは胡蝶蘭を頂いたので、自宅に送りたい。その場合は自分自身で配送の準備をすることになるでしょう。
胡蝶蘭はサイズも大きく、特殊な送り物です。どれくらいの料金になるのか、また送り方についても紹介していきます。
配送料は2,000円程度と考えておこう
胡蝶蘭を自分自身で送ろうとした場合、どれくらいの料金がかかるのでしょうか?
まず確認したいのが胡蝶蘭のサイズ。二本立ち、三本立ち、花の大きさによって送料は変わってきます。
小さめの胡蝶蘭でしたら、160cm未満のサイズで配送することができます。
その場合の配送料は、ヤマト運輸で2,180円、佐川急便で2,210円、ゆうパックで2,010円となっています。
大きめの胡蝶蘭でしたら、160cm以上のサイズ感になり、ヤマト運輸で2,500円程度、佐川急便で4,000円程度となります。(ゆうパックでは170cm未満のものしか送ることができないので、避けた方が良いでしょう。)
胡蝶蘭はデリケートな花なので丁寧に梱包をしよう
胡蝶蘭は配送業者にそのまま渡しても送ってもらうことができません。なぜなら胡蝶蘭はデリケートな花なので、配送中に傷ついてしまうからです。
個人で胡蝶蘭を配送してもらう場合には、あらかじめ梱包をしてから集荷してもらうようにしましょう。
梱包をする際に必要なものは主に2つで、1つ目が緩衝材、2つ目がダンボールです。
1つ目の緩衝材は胡蝶蘭をダンボールに入れた際、グラグラしないようにするためのものです。この緩衝材には紙や発泡スチロールなど、ダンボールと胡蝶蘭の間の隙間を埋められるものを選びましょう。また、胡蝶蘭が直接緩衝材に触れてしまうと細かい傷がつく恐れがあるので、花に優しい和紙や不繊布を巻いておくと良いでしょう。
2つ目のダンボールは、可能であれば胡蝶蘭用のダンボールを用意するのがベストです。胡蝶蘭用のダンボールでしたら、胡蝶蘭を固定できるようになっているため安心です。ホームセンターなどでは手に入らないこともあるので、インターネットで購入しましょう。通常のダンボールを利用する際は、できる限り胡蝶蘭と同じサイズのものを選ぶようにしましょう。ダンボールが大きすぎるとその分中で動きやすくなり、傷つく恐れが増えます。
この2つが準備できたら、まずはダンボールに緩衝材を入れ、その後和紙や不繊布を巻いた胡蝶蘭をダンボールに入れます。ダンボールの中で胡蝶蘭がグラグラしないよう、緩衝材を増やすなどして調節し、ガムテープで閉じ、梱包が完了です。
個人が梱包した花は集荷してくれない場合も
これを言ってしまうと本末転倒になってしまうのですが、配送会社によっては個人が梱包した花は集荷してくれない場合もあります。配送会社は通常、荷物に保証を付けており、配達先で品物が傷ついていたら返金などを行っています。胡蝶蘭は非常に傷つきやすい花なので、これを贈るのは配送会社にとっても非常にリスキーなことなのです。
そのため、個人で配送する際には事前に配送可能かどうか確認した方が安心です。もし、どうしても配送したいという場合には、推奨はしませんが中身を花ではないものとして配送するのも一つの手です。
ネットのフラワーショップで配送してもらうのが一番お得!
街のお花屋さんで配送する、個人で配送するなど様々な配送方法がありますが値段や手間などを考慮するとネットのフラワーショップで配送してもらうのが一番お得です。
ネットのフラワーショップでは配送料無料の場合が多い
ネットのフラワーショップは配送料無料で売っているところがほとんどです。それもそのはず、ネットで購入した場合には必ず配送を行うことになるため、配送料を最初から代金に含んでいるのです。
配送料を代金に含んでいる分、街の花屋で買うより高くなりそうですが、ネットショップは街の花屋と比べて店舗代、人件費を抑えることができるので結局値段は同じくらいか少し安く購入することができます。
産地直送のショップは鮮度も高く人気
ネットのフラワーショップでよく見るのが「産地直送」という文字。これは、フラワーショップと提携している生産者が直接配送を行っているという意味です。
産地直送だからと言って送料が有料になることはほとんどありません。さらに、配送の直前まで生産者が管理してくれているため、鮮度も高く綺麗なまま配送することができると評判なのです。
立て札や梱包についても確認しよう
ネットのフラワーショップで購入・配送する場合、胡蝶蘭の立て札や梱包を目で見て確認することができません。胡蝶蘭は大切な贈り物ですから、不安がある場合は口コミを見たり、電話やメールで確認したりすることをおすすめします。
まとめ
胡蝶蘭の送り方は様々ですが、個人で配送しようとすると料金も手間もかなりかかります。可能であれば、購入したお店に任せるのが良いでしょう。
また、お店によっては配送料を無料にしているところもあります。胡蝶蘭を購入する前に、送料は無料か有料かを確認してもいいかもしれませんね。